目次
第1章 女性医療への序走(テレビジャーナリスト時代;ジャーナリストから国会議員へ)
第2章 千葉から始めよう、医療改革(知事としての健康政策の始まり;県立東金病院に「女性専用外来」 ほか)
第3章 千葉県の性差医療(女性外来の設立と展開;千葉県健康生活コーディネート事業の立ち上げと成果 ほか)
第4章 対談 千葉から日本を変える―性差医療と日本の医療再生(堂本暁子;天野惠子)(「女性専用外来」から「性差医療」に;変わるのは、真ん中ではなく、端のほうから ほか)
資料(千葉県の健康施策、女性医療施策略年表;全国の女性専用外来・男性専用外来 ほか)
著者等紹介
堂本暁子[ドウモトアキコ]
千葉県知事。1955年、東京女子大学文学部卒業。株式会社東京放送(TBS)記者・ディレクター、参議院議員を経て、2001年に千葉県知事に就任。2005年に再当選し、2期目を務める。TBS時代には、報道ドキュメンタリー『ベビーホテルキャンペーン』の制作により、1980年に日本新聞協会賞・放送文化基金賞・民間放送連盟賞などを受賞。参議院時代には、GLOBE(地球環境国際議員連盟)日本総裁・世界総裁、国際自然保護連合理事・副会長等を歴任、国連において「環境に貢献した25人の女性リーダー」に選出されるなど、国際的にも活躍。千葉県知事として、性差の視点を取り入れた施策や「女性専用外来」の開設を推進。その功績が認められ、2004年に米国コロンビア大学よりアテナ賞を授与される
天野惠子[アマノケイコ]
循環器内科医、千葉県衛生研究所所長、千葉県立東金病院副院長。1967年、東京大学医学部卒業。’81年医学博士。米国(ニューヨーク)とカナダでレジデントを経験。東京大学保健センター講師を経て、’94年より東京水産大学(現・東京海洋大学)保健管理センター教授・所長に就任、2002年より千葉県衛生研究所所長兼千葉県立東金病院副院長として女性専用外来の診療にあたる。性差医療研究・実践の第一人者で、「NPO法人性差医療ネットワーク」や「性差医療・医学研究会」(現・「日本性差医学・医療学会」)の創設をリードした。東京大学医学部非常勤講師(1996年~2003年)、鹿児島大学医学部非常勤講師(2004年~現在)、秋田大学客員教授(2005年~現在)としても活躍。’90年に日本心臓病学会『上田英雄賞』受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。