食品不信社会―なぜ企業はリスクコミュニケーションに失敗するのか

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805848401
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0036

出版社内容情報

頻発する食品事故や不祥事。その背景に潜む原因を探り、企業・行政・メディアに求められるリスクコミュニケーションを説く。

内容説明

頻発する食品をめぐる事件・事故、企業の不祥事。企業・行政・マスメディアに求められるリスクコミュニケーションとは何か。賢い消費者となるためには、何を見極めればよいのか―。

目次

第1章 なぜ食品への不安感はなくならないのか
第2章 最近の事件からみる食品への不安拡大とリスクコミュニケーション
第3章 そのとき、何が起きたのか?
第4章 リスクという名の「ゴースト」を知る
第5章 リスクコミュニケーションで失敗しないためのマネジメント―見えざる「ゴースト」と向かいあう
第6章 質の高いリスクコミュニケーションの構築

著者等紹介

今村知明[イマムラトモアキ]
1988年関西医科大学を卒業。1993年東京大学医学系大学院にて医療情報学分野の研究によって博士号を授与される。同年厚生省に入省。厚生省統計情報部で医療関係の調査を実施公表。1994年文部省体育局学校健康教育課にて学校保健関連の行政に従事(O157事件などを担当)。1996年厚生省保健医療局エイズ結核感染症課にて感染症行政に従事(薬害エイズを担当)。1997年佐世保市保健福祉部長、同保健所長として地域保健、介護保険行政に従事。2000年厚生労働省医薬局食品保健部にて食品保健行政に従事(BSE事件、雪印事件を担当)。2003年東京大学医学部附属病院企画室長、同助教授(東大病院の経営を担当)。2004年同企画経営部長。2007年奈良県立医科大学健康政策医学講座教授。現在、奈良県立医科大学で食品保健、健康危機管理、健康政策、公衆衛生、医療政策、医療経営、医療経済の研究を行っている。また、日本生協連・冷凍ギョーザ問題検証委員会委員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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じぇい

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少し昔の話題だが、確実に大衆に食品への不信感を根付かせた事件達がその背景と共に取り上げられており、少し懐かしさを覚えた。それらの事件を基に、メディアの取り上げ方やそれに対する人々の反応、問題となった企業の対応を詳細に書いている。そこから何故、関係者の自殺等といった不要な犠牲が伴ってしまったのか、何故リスクコミュニケーションが大切かを考察している。所々極論があったり、前半は単なるメディア批判にしか見えない部分もあったが、最終的に上手くまとめてあったと思う。どのジャンルに於いてもリスクマネジメントは大切。2016/04/18

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