内容説明
ボランタリズムの発展にキリスト教が大きな役割を果たしているのは言うまでもない。本書は、キリスト者の視角から福祉を捉えたものである。
目次
第1章 座談会・社会福祉法の制定に携わって―歴史と社会のなかで(キリスト者として社会福祉を考える;戦後の社会福祉の出発;措置制度の成立と入所施設の整備 ほか)
第2章 社会福祉の思想とその形成(福祉の実践と哲学;福祉の種蒔きとキリスト教会;パブリックの形成)
第3章 資料編(国会審議関係;社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律の概要;「社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」の要点 ほか)
著者等紹介
阿部志郎[アベシロウ]
1926年東京に生まれる。1949年東京商科大学卒業、同年・明治学院大学に奉職。助教授を経て、1957年社会福祉法人横須賀基督教社会館館長に就任(現在に至る)。現在、社会福祉士国家試験委員長。東京女子大学理事長
土肥隆一[ドイリュウイチ]
1939年京城(ソウル)生まれ。1967年東京神学大学大学院修士課程を修了。東京、東大阪、神戸の諸教会に牧師として従事。現在、日本キリスト教団和田山地の塩伝道所牧師。1973~75年衆議院議員河上民雄氏の地元秘書。1983年在宅福祉民間ボランティアグループ「神戸ライフ・ケアー協会」設立。初代事務局長。1990年衆議院総選挙で初当選。四期一一年間、一貫して厚生委員会(現・厚生労働委員会)にて、薬害エイズ、介護保険法及び社会福祉法に取り組む。現在、衆議院外務委員長、兵庫第三選挙区(神戸市須磨区・垂水区選出)。社会福祉法人神戸聖隷福祉事業団顧問。社会福祉法人全電通近畿社会福祉事業団理事。神戸ライフ・ケアー協会理事
河幹夫[カワミキオ]
1951年東京都生まれ。1970年東京大学文科1類入学。「点友会」「キリスト者学生会」に所属。和泉福音教会(日本同盟基督教団)で西満牧師により受洗。1975年東京大学法学部卒業、厚生省入省。同年・(岡本)正子と結婚。78年・長男義清誕生。1984~87年石川県庁(企画課長、繊維課長、地方課長、民生課長)。1990~93年厚生省広報室長など。1993~97年老人保健福祉局、児童家庭局の各課長。1997年社会・援護局施設人材課長。1999年社会・援護局企画課長。2001年1月6日厚生労働省参事官(社会保障担当)
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