内容説明
「患者さんやスタッフとの意思疎通がうまくいかない」「毎日の業務に神経も体力も使うので、なかなか疲れがとれない」「もっと職場全体が明るくて楽しい雰囲気になればいいのに」「思いもかけないことでクレームを言われる」こんな声を耳にする医療現場…。これでは医療スタッフは疲弊していくばかり。本書で解説する“メディカルサポートコーチング”で、他職種や同僚との意思疎通を円滑にし、“セルフサポートコーチング”で心の健康を増進、“マネジメントコーチング”で上司・部下の関係を良好にし、“ホスピタリティコーチング”で患者さんとのふれあいを豊かにすれば、きっとあなたも医療現場も元気になる。
目次
第1章 コミュニケーションの基本スキル―メディカルサポートコーチングを用いて(会話に臨む前に;会話の1ステップ目は、まず「聴く」から ほか)
第2章 医療者の笑顔を生み出すためのメンタルヘルス―セルフサポートコーチング(自分のメンタルヘルスケアができないとコミュニケーションもうまくいかない;ストレスについて詳しく知ろう ほか)
第3章 上司と部下の良好な関係をつくるスキル―マネジメントコーチング(上司・部下に求められる能力;交流分析理論で自分のコミュニケーション・スタイルを知ろう ほか)
第4章 快いふれあいを促すスキル―ホスピタリティコーチング(ホスピタリティコーチング入門;七つの基本姿勢をマスターしよう ほか)
著者等紹介
奥田弘美[オクダヒロミ]
1992年山口大学医学部卒業。精神科医(精神保健指定医)・日本医師会認定産業医・作家。メディカル&ライフサポートコーチ研究会代表。研修医の頃からコミュニケーションに悩んでいたが、コーチングを活用した医療向けコミュニケーション法「メディカルサポートコーチング」を体系化することで苦手意識を克服。1999年から医師向け雑誌『ジャミックジャーナル』(日本医療情報センター・現在はリクルートドクターズキャリア)に連載したところ反響を呼び、医療界にコーチングブームを起こす。2003年同社より出版した『メディカル・サポート・コーチング入門―医療向けコミュニケーション法―』はベストセラーとなる。2000年メディカル&ライフサポートコーチ研究会を木村智子副代表とともに設立し、現在も医療コミュニケーション改善のためのセミナーや講演を精力的に行っている。またストレスケアのための「セルフサポートコーチング法」も体系づけ、わかりやすいメンタルヘルスケア法として一般書執筆、企業・公的機関などでの講演も多数実施している
木村智子[キムラトモコ]
人材教育研修グループ「サンリカ教育研究所」代表。メディカル&ライフサポートコーチ研究会副代表。現在、コミュニケーション分野の研修講師、個人コーチ、カウンセラー、看護専門学校講師として活動。また趣味を活かし、花や絵本、カラーセラピーを実践している。NLPマスタープラクティショナー、産業カウンセラーとして、主に医療・美容・保育分野ならびに地域にて活動中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。