内容説明
行方不明・死亡・未発見を防ぐ全国の工夫に富んだ取り組みを紹介。ネットワークづくり、模擬訓練を行う際の必携書。
目次
第1章 認知症の行方不明者の現状と見守り・SOSネットワークづくり
第2章 釧路地域と南空知地域および北海道の取り組み
第3章 茅ヶ崎市と寒川町および神奈川県の取り組み
第4章 福岡県大牟田市の取り組み
第5章 群馬県沼田市の取り組み
第6章 東京都練馬区と清瀬市の取り組み
第7章 調査データからみえてきたこと―これからの見守り・SOSネットワーク
著者等紹介
永田久美子[ナガタクミコ]
認知症介護研究・研修東京センター研究部副部長
桑野康一[クワノコウイチ]
NPOシルバー総合研究所常務理事
諏訪免典子[スワメンノリコ]
NPOシルバー総合研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
otukisama
5
仕事関連。行方不明になった高齢者のうち、家族は認知症と気づいておらず、ある日突然いなくなりびっくり仰天するケースが20%を占めると言う。そのことにびっくり。認知症だからと外出を制限するのではなく、認知症でも安全に外出できるまちづくりをいかにすすめるか。難しい課題だけれど、実現したら素敵だな。見守りネットワークは小さな範囲ではじめることが大切など参考に。2018/04/30
teafool
1
各地でいろいろな取り組みがされているなぁと実感。地域によって意識の高い方の層は異なるし、そういった意味でも地域ごとの取り組みにならざるをえない分野だと思う。模擬訓練にしてもネットワーク本体にしても、この本に書いてあることを全部しようと思うと、よほど意識が高い人が各分野にいる地域じゃないと難しいかな。一番実効性がありそうなのは、徘徊のおそれのある方を自治会レベルくらいで把握して、日々の見守りを行うことなのだろうけれども、個人情報うんぬんの関係で難しいのだろうなぁ……。2013/09/14