起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック

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  • サイズ B6判/ページ数 145p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784805833858
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0037

内容説明

将来のために、今できること―本書では、「起立性調節障害」の子どもの高校進路選択や学校生活、就職・就労や対人関係など、思春期を迎えることで新たに生まれる戸惑い・悩みに、具体例を交えてわかりやすく解説しました。

目次

第1章 起立性調節障害の子どもを待ち受ける数々の障壁
第2章 進路を考えるうえで大切にしたいこと
第3章 起立性調節障害の子どもの高校進路選択ケーススタディ
第4章 子どもの個性を伸ばす社会復帰支援プログラム
第5章 高校進学以後の留意点
第6章 すばらしく生きる

著者等紹介

田中英高[タナカヒデタカ]
大阪医科大学小児科学教室准教授。大阪医科大学附属病院発達小児科科長。日本小児心身医学会理事長。1980年大阪医科大学卒業。1986年同大学院修了、医学博士、同小児科助手。1992年スウェーデン、リンショッピン大学客員研究員、トレシウス教授に師事。1994年スウェーデン資格医学博士取得、大阪医科大学小児科講師。1997年大阪医科大学小児科助教授。2008年日本小児心身医学会理事長。専門領域は、起立性調節障害、不登校などの心身症(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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りー

28
身近な子どもでこの病気の子がいるので読んでみた。朝起きられない、夕方から夜に向かって体調が良くなる病気。怠けではなく「病気」であり、無理矢理叩き起こす対応をすると悪化する。思春期に発症するケースが多く、また、いわゆる「良い子」で周囲に気を使いながら自分の感情を抑えて生きてきた子が多いそう。保護者や周囲の大人のするべき対応は、病気なのだということを理解し、本人の体調に合った進路を提案し、体調に合わせた生活をさせること。焦りは禁物で、その子自身の意思を尊重し、良くなろうとする、気持ちを信じること。難しい…。2023/07/02

mataasita

8
様々な事例を挙げて特に高校の選択について詳しく紹介している。あまり日常生活のサポートに特化した内容には感じなかったけれど。保護者の心の平静と、子どもが過剰適応性格になっているのであれば保護者にも受け止めてもらいつつ、学校でも吐き出せたりコミュニケーションとれる関係の人を増やしたりする必要あり。あとは早めにこの病気の症状についてクラスメイトにきちんと説明したほうがよい。保健室のかわりに特別支援教室も使えるように明日管理職に働きかけよう。2024−412024/05/21

ゆにす

5
昨年息子がこの病気と診断されました。始め何の病気かわからずにとても混乱しました。何科を受診したらいいかもわからず、あちこちの医療機関に泣きながら電話をすることもありました。病気を理解し受け入れるのは大変な苦しみでした。何とかこの本のアドバイスに従って生活を考えたり、進学先も決めることができました。今も親として葛藤の中にいることに変わりはありません。この本に書かれているよりも症状が重くて苦しんでいる親子もいます。医者によってもこの病気の考え方は違います。うつ病のように扱われていることに苦しみましたが、今は抗2014/01/17

mitya

4
息子がそうだと思われる症状であるため、手に取りました。保護者の3つの態度で、「心の平静を保つ」は、今はとても難しい状態ですが、本人が一番辛いだろうから、暗くならずに明るい未来を信じようと心がけたいと思います。2017/06/11

みきすけぶんぶん

2
この病気が発症する年齢の大半は、進路を考える大事な時。病気のことがやっと理解できて、でも今度は将来のことをどう考えていいのかわからない。そんなときに、正しい方向に導いてくれる本だと思う。 この病気の人にとっては、自分の体調をよく知ることがとても大事なことになるだろう。そんなときに、本書にあるチェックはとても役に立つことと思います。願うならば、自分のことがよくわかっていない子供向けに、サポートブックを出してほしいな…。2016/05/28

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