内容説明
介護に専門性が要求される今日、利用者の生命にかかわる事態に介護職が対応することも少なくありません。その際、介護職としての法的立場を理解したサービスを提供しなければ、利用者とともに不利益をこうむることになります。本書は、介護サービスが社会化した現在に必要とされる、職員と利用者を守るための法律講座です。介護事故の防止と利用者の権利擁護を学ぶ1冊。
目次
第1章 介護現場で働く人たちの法的立場
第2章 利用者の権利を守るために
第3章 利用者と契約
第4章 介護事故が起きたときの法的責任
第5章 判例から学ぶ介護事故の特徴
第6章 介護事故への対応
巻末資料
著者等紹介
吉岡讓治[ヨシオカジョウジ]
弁護士・弁理士。昭和49年中央大学法学部卒業、平成3年弁護士登録(第二東京弁護士会)、同6年吉岡法律事務所設立、9年弁理士登録。主に債務整理事件、著作権を中心とする知的財産権事件に携わる。11年日本看護学校協議会、同共済会の顧問弁護士に就任。看護師、臨床検査技師等の医療従事者の法律問題を取り扱う。17年医療・介護法務支援ネットワーク事務局代表、18年特定非営利活動法人医療・介護法務支援ネットワーク理事長就任、19年特定非営利活動法人東京都介護福祉士会の顧問弁護士に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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