内容説明
ICFの生活機能モデルに基づいて問題を把握し、個別の目標を設定した上でプログラムを進める目標指向的介護。ICFの理解からICFを活用した介護の実践方法までを具体的に解説。「不自由なことを手伝う」だけでなく、利用者の状態を「よくする介護」が実践できる。
目次
序章 介護におけるICFの重要性―よくする介護と専門性確立のために
第1章 ICFの基本的特徴
第2章 「活動」とは
第3章 生活機能の3レベル間の相対的独立性―「よくする介護」の根拠
第4章 ICFの視点に立った介護のあり方―「よくする介護」の考え方と進め方
第5章 ICFに立ったアセスメント―「よくする介護」を行うために
第6章 活動向上に向けた「よくする介護」の進め方
第7章 「目標」の大切さ
第8章 生活不活発病(廃用症候群)と生活機能低下の悪循環
著者等紹介
大川弥生[オオカワヤヨイ]
国立長寿医療センター研究所生活機能賦活研究部部長。1982年久留米大学医学部大学院修了後、東京大学医学部附属病院リハビリテーション部医員(のち助手)。1992年帝京大学医学部リハビリテーション科講師(のち助教授)。1997年国立長寿医療研究センター老人ケア研究部部長に就任(2004年より組織がえにより現名称に改称)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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OHモリ
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昨年の在宅医学会で初めて知ったICF。「在宅でこそICF」に共感して雑誌「訪問看護・介護」などで勉強したもののその後進歩なしだったんですが、今回はある理由で勉強しなおししようと読みました。リハビリの話なのにリハ職向けではなくて介護士向けの話というのも納得、ホントは医師やケアマネ等の理解が必要ですよね。分かりやすくて勉強になりました。「「できること」と「やってること」の区別と当面の目標としての「すること」、最終目標としての 「参加」など雑誌で読んだ内容がさらに深まったし読みやすかった。・・・面白かった!2015/12/05
とも
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改めて勉強中。何回でも再読できる~2015/01/13
okatake
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コメディカル学生です. 実習を何度か経験しましたが,ICFを使ってのプログラム作りに苦労しました. この本に書かれた考え方をヒントにして,次回以降の実習に臨んでみたいと考えました.2011/08/22
みやもと
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わかりやすい説明の時もあれば、堅苦しくわかりにくい言葉を使用されている時もあり、もう少し噛み砕いての説明が、私には必要。 でも、ICFのマニュアル本として活用できる一冊。2018/12/31