内容説明
福祉、保健、医療、教育など、人々の支援にかかわるさまざまな専門職が実践するために深く理解し、身につけておかなければならない原則について、多くの身近な事例を通し具体的に考え学びます。
目次
序章 建てかけの家
第1章 豊かな人間性―地盤を堅固にする
第2章 専門職の価値と倫理―土台を据える
第3章 専門スキル―レンガを積む
第4章 支援者の力を築く―屋根を組む
終章 完成する家
著者等紹介
川村隆彦[カワムラタカヒコ]
ニューヨーク州立大学大学院修士課程修了(Master of Social Work)。城西国際大学福祉総合学部福祉経営学科教授。日本ソーシャルワーカー協会倫理問題委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Die-Go
44
長年の積ん読。なぜ今までこれを読んでこなかったのか、後悔するほど。福祉に限らず、保険、医療、教育など、人々の支援に携わる専門職が実践するために必要な「力」を具体的な例を用いて解説してくれる。とにかくわかりやすい。量が多いので(50章!)1日1章で読みすすめて、噛み砕いて進んでいった方が良いだろう。★★★★★2019/02/02
燐寸法師(Twitter @matchmonk)
2
噛み締めた所 ・傾聴は受け身ではない ・ライフヒストリーを聴く(いかに?) ・ストレングスを発見する(まずは自分から) ・今その人に必要な贈り物を考える ・利用者が企画者になれる機会を提供する 読んでて気づかされたが、自分にも周りにも「木を見て森を見ず」をやってしまって、隠れた美点を見逃すことが多い。精進。2022/02/09
かー
2
福祉専門職で必要とされるスキルを物語形式で紹介していくもの。信頼関係を築くには 傾聴や共感とは何なのか。良い支援者であるためには、自分自身と向き合いそこから相手を理解していく。心のめがねを外す。 心に響く良書だった。専門書となると、読みにくさが勝るがこの本は、はじめにで書かれているように、読みやすい専門書が意識されていた。また読みたい。2021/07/23