内容説明
“後悔”のない人生とは?仕事、結婚、家族、老い、死…。世代を超えて、注目の2人が“人生の選択”を語りあう。
目次
クレッシェンドの人生
『生きかた上手』がベストセラーになった理由
『五体不満足』が戦後2番目のベストセラーになった理由
自然に任せるという生き方
スピリットの重要性
人生の枝を増やしていく
道は拓くのではなく、できていく
若い人たちからもらうエネルギー
スポーツライターという選択
目が見えないよりはいいか?〔ほか〕
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年、山口県生まれ。1937年、京都帝大医学部卒業。1941年、聖路加国際病院に勤務。内科医長、院長などを歴任し、現在、同名誉院長・理事長、聖路加看護大学名誉学長。人間ドック、ホスピスケア普及に尽力するなど、医師として常に時代の先を見つめ活動してきた。2001年には中高年からの生きかたを説いた『生きかた上手』(ユーリーグ)を刊行、ベストセラーとなる。1999年、文化功労者
乙武洋匡[オトタケヒロタダ]
1976年、東京都生まれ。大学在学中に『五体不満足』(講談社)がベストセラーとなる。卒業後、「スポーツの素晴らしさを伝える仕事がしたい」との想いから、『Number』(文芸春秋)連載を皮切りに執筆活動を開始。スポーツ選手の人物像を深く掘り下げる眼に定評がある。2002年8月にはワールドカップ31日間の記録を書き下ろした『残像』(ネコパブリッシング)を出版
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
18
27歳の「五体不満足」スポーツライターと、92歳の現役内科医が、歳の差65歳の対談を行った一冊。これからなにをしようか手探りで、成長途中の若者の言葉と、たくさんの人を見送って、自らもいつ呼ばれても悔いはない場所に座っている老人の言葉。ふたりの間の年齢のわたしには、どちらも納得できる。…やりたいと思うことは、思ったときに動いたらいいのだな、と改めて思った。2015/02/08
チェロ
11
日野原先生からパワーをもらいたいと思い、図書館で見つけた本。乙武さんの『五体不満足』で自分が感じた事…多くの方からも寄せられたのだろう。ご本人は戸惑い、焦りもしますと書いている。でも次元の違いに、やっぱりすごいと思ってしまう。日野原先生とは【45】75歳で入会できる『新老人の会』のスローガンは愛すること、耐えること、やったことないことをやる。なるほど!そして発想の転換、与えられたら時間を計ってみる等々。最期は「本当に感謝します」という気持ちで世を去る。いい対談だった、お二人から生き方のヒントをいただいた。2015/11/23
もちははちゃん
3
10年前に書かれた本。あの頃と状況は大分変わっているが、日野原先生が、共働きでないとやっていけない社会になるという予言をしていること、そして、もっと保育所を増やさないと、と提言をされていることを興味深く読んだ。しかし、変わってないのはこの国の状況orzそして、あの頃は、挫折のなかった乙武さんが、親になり、子どもの世話に限界を感じたりしているのも、おもしろい
あっちゃん
3
あの乙武さんと日野原さんの対談集だったので手に取った。両方とも特徴のある人であり、重い人生を送ってきた人なので充実した対談で面白かった。2010/09/10
shuco
2
65歳差でも人生を語り合えるのっていいなぁ…2016/03/05