はじめて学ぶ人の臨床心理学

杉原 一昭【監修】/渡辺 映子/勝倉 孝治【編】

中央法規出版（2003/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 285p／高さ 21cm
• 商品コード 9784805823477
• NDC分類 146
• Cコード C3011

内容説明

心の時代がやって来た。心のケアの必要性が叫ばれている。心の専門家も求められている。でも、いったい「心」ってなんだろう…？「臨床心理学」ってなんだろう…？これから臨床心理学を学ぶ人、心理職をめざす人のための、わかる入門テキスト。

目次

１　臨床心理学を学ぶ
２　おもな理論・技法
３　心の仕組みと人の発達
４　アセスメント・診断
５　トリートメント・治療
６　臨床心理学の研究
７　心の病い
８　現場で生きる臨床心理学
９　臨床家の訓練

著者等紹介

杉原一昭［スギハラカズアキ］
１９６６年、東京教育大学大学院教育心理学専攻博士課程修了。横浜国立大学教育学部助教授、筑波大学心理学系教授などを経て、現在、東京成徳大学教授・心理学研究科長ならびに筑波大学名誉教授。教育学博士

渡辺映子［ワタナベエイコ］
東京文理科大学（現・筑波大学）心理学科卒業。１９５８年、同大学研究科修了。桐花学園長、国分学園長、千葉県袖ヶ浦福祉センター養育園長・治療教育室長（１９７３～）、Ｍｔ．Ｈｏｏｄ　Ｃｏｍｍｕｎｉｔｙ　Ｃｏｌｌｅｇｅ（Ｕ．Ｓ．Ａ．）教師（１９８９～）などを経て、東京成徳大学人文学部臨床心理学科教授（１９９３～）となり、現在に至る

勝倉孝治［カツクラタカハル］
１９７０年、立教大学文学部心理学科卒業。１９７３年、立教大学大学院心理学専攻修士課程修了。１９７７年、東京教育大学大学院教育心理学専攻博士課程修了。東京教育大学教育学部助手（１９７７～）、筑波大学心理学系講師（１９７９～）、上越教育大学学校教育学部助教授（１９８３～）などを経て、東京成徳大学人文学部臨床心理学科教授（１９９０～）となり、現在に至る
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感想・レビュー

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[大島ちかり]

分かりやすくて勉強になりました。

2014/02/21

[yutayonemoto]

哲学の勉強をしていると、「精神分析」という言葉が出てくる。マルクス、ヘーゲル、ソシュール、ニーチェと共に、何故か「臨床心理学」の授業で出てきた「フロイト」が登場する。なるほど、「人を知る」という関心は哲学も心理学も共通しているのか。心理学は実験心理学と臨床心理学に分かれるらしい。これはそれぞれ量的研究と質的研究、エビデンスとナラティブに対応している。信念対立は生じさせないよ。二項対立図式は人間が複雑な世界を複雑な世界として認識できない為に生じてまうんだ。

2014/05/29

[anchic]

心理療法の紹介の他に療法の提唱者の逸話などが載っていたので楽しみながら読めました。

[TK]

一口に臨床心理学といっても色んなアプローチがあってどこから攻めたものかと悩むなぁ。

2006/02/16