内容説明
高齢者は成熟した存在であり、喪失はチャレンジに変わる。「文脈」「コホート」「成熟」「チャレンジ」―。これらのキーワードに依って立つ、高齢者心理療法の理論と実際。臨床心理士、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、介護福祉士など、高齢者ケアを担うすべての援助職の方に。
目次
第1章 セラピストのための老年学
第2章 高齢者への心理療法の適用
第3章 高齢者とのラポールの構築
第4章 高齢者への心理療法における転移と逆転移
第5章 心理療法実施のためのアセスメント指針
第6章 高齢者への心理療法におけるグリーフワーク
第7章 老年期の慢性疾患
第8章 高齢者への心理療法におけるライフレビュー
第9章 まとめ
著者等紹介
ナイト,ボブ・G.[ナイト,ボブG.][Knight,Bob G.]
現在、南カリフォルニア大学(USC)アンドラス老年学センターで老年学、心理学、カウンセリング心理学の教授を務めるとともに、ティングスタッド高齢者カウンセリング・センター、およびロサンゼルス介護者センターのディレクターとして、高齢者への心理カウンセリングの分野で活躍中。1995年秋には、英国シェフィールド大学から客員教授として招かれ指導にあたった。南カリフォルニア大学で教鞭を取る前は、ベンチュラ郡(カリフォルニア州)精神保健局の高齢者事業プログラムの運営を担当。心理学および老年学に関連するさまざまな専門家組織で精力的に活動を展開している。1997年には、米国心理学会の部門12(臨床老年心理学)、11課の会長を務めた。現在は、米国心理学会の部門20(成人の発達と加齢)の部門長を務めるとともに、「老齢化研究委員会」の会員としても活躍中である。インディアナ州ブルーミントンにあるインディアナ大学で臨床心理学の博士号を取得。現在の主な研究分野は、介護、情緒と加齢、精神保健政策ならびに高齢化問題などである
長田久雄[オサダヒサオ]
1979年、早稲田大学大学院文学研究科(心理学専攻)修了。文学修士。東京都老人総合研究所心理精神医学部研究員、東京都立医療技術短期大学教授、東京都立保健科学大学保健科学部教授などを経て、2002年より桜美林大学大学院国際学研究科(老年学専攻)教授。医学博士。指導健康心理士。臨床心理士
藤田陽子[フジタヨウコ]
1948年、大阪府生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。1987年、有限会社ファスト・インターナショナルを設立。翻訳・通訳業務に従事。経済、医学分野を中心に幅広い分野の翻訳を手掛ける
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