内容説明
本書は、これからの社会福祉の動向を見据えながら、社会福祉の新しい課題の提起と展開を追及。特に、社会福祉的実践における三つの段階・レベルを考慮したユニークな社会福祉論集。
目次
第1部 理論編(マクロ編)(社会福祉の新しい理念―社会福祉基礎構造改革をめぐって;セツルメント運動の哲学的考察―思想としての福祉をめざして;東洋哲学的視座から地域福祉を考える;社会福祉における利用原理;マクロ・ソーシャルワークとは何か)
第2部 実践編(メゾ編)(社会福祉法人経営の課題―介護保険を契機とした契約型福祉の時代において;高齢者福祉における居住権の見直し方向と今後の課題;福祉のまちづくりと交通;高齢者虐待の実態とその対応;母子家庭をめぐるソーシャルサポートの現状と課題)
第3部 実践編(ミクロ編)(地域子育て支援と今後の課題;重症心身障害児・者の理解と生活援助―ノーマライゼーションの視点から;ソーシャルワーカーによる退院援助の展開―病院と地域社会の橋渡しをめざして;高齢者の在宅生活支援とケアマネジメント;在宅高齢者の終末介護―畳の上で往生するということ;アメリカにおける高齢者の居住環境の選択肢)
著者等紹介
西尾祐吾[ニシオユウゴ]
1974年関西学院大学文学部社会事業学科卒業。同年大阪市民生局勤務。大阪市内福祉事務所長を歴任。1987年福岡県立社会保育短期大学助教授。現在、九州保健福祉大学社会福祉学部臨床福祉学科教授
塚口伍喜夫[ツカグチイキオ]
1958年中部社会事業短期大学卒業。同年日本福祉大学3年編入学(中途退学)。同年兵庫県社会福祉協議会就職。1972年社会福祉部長。1978年総務部長。1985年事務局長。現在、九州保健福祉大学社会福祉学部社会福祉計画学科助教授。兵庫県共同募金会副会長。兵庫県社会福祉協議会理事
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