内容説明
岐阜県音楽療法研究所は全国初の公的な音楽療法研究機関である。先達がいないため、さまざまな試行錯誤を繰り返し、悩み、迷いながら歩んできた。本書は、研究所と岐阜県音楽療法士たちの歩んできた軌跡を記したものである。この軌跡には、現代の日本、そして地域における音楽療法が直面する課題や可能性が凝縮されている。
目次
第1章 岐阜県音楽療法士たち―不安・悩み・そして喜び
第2章 岐阜県音楽療法研究所―音楽療法事業にどう向き合ってきたか
第3章 GMTの誕生まで―岐阜県が考えた義務教育
第4章 実践でGMTは成長する―実践検討会と現場での諸問題
第5章 GMTの実践から―こころの共鳴を求めて
第6章 公的機関としての音楽療法研究所―音楽が県民と行政を結ぶ