内容説明
本書のテーマである「目標指向的アプローチ」に立ったリハビリテーションは、普通のリハビリテーションとは違います。「誰にでもその人が最も幸せになれる人生の目標というものがある。それをはっきりと設定して、専門職と患者・被介護者本人と家族が力を合わせてそれを実現するのが本当のリハビリテーションであり本当の介護だ」という信念に立ち、十数年にわたってリハビリテーション・アプローチの革新に心血を注いできたものです。
目次
序章 誤った介護が「寝たきり」を生む
1章 車椅子自立の段階を経ない歩行自立へのアプローチ
2章 目標指向的ADLアプローチの理論と実際
3章 「環境限定型ADL」から「どこででもおこなえるADL」へ
4章 恐るべき「廃用症候群」が蔓延している
5章 介護に生かすリハビリテーションの思想と技術