内容説明
援助を求めてきた人につい手を出しすぎてしまうことはありませんか?必要以上にかかわりすぎてしまうことはありませんか?それは関係性に依存している「共依存」かもしれません。共依存は治療や援助という実践の本質を問い直す概念です。愛情と支配の間で。対人援助職の落とし穴。
目次
序章 もうひとりの当事者
第1章 家族関係から語る共依存(夫のアルコール依存―自分のために生きている;子どもの食物依存―自分のためにグループをつくる;夫の暴力―黙って受話器を置いた日 ほか)
第2章 対人援助関係における共依存(教師・生徒関係;児童福祉施設職員・児童関係;ワーカー・クライエント関係 ほか)
第3章 各分野からみた共依存(精神医学の立場から;臨床心理学の立場から;教育学の立場から ほか)
終章 共依存症(コ・ディペンデンシー)の特徴と回復



