内容説明
本書は五年間にわたって収集したヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアからの国際比較の基礎資料を十分駆使しながら、日本の高齢者の価値観、家族観、生きがい等を含めた生活様式と、高齢化先進国といわれるイギリス、スウェーデン、アメリカ合衆国、オーストラリア等における高齢者の生活様式とを比較検討し、それらの相違点、共通点を発見し、世界における高齢者の生活文化としてまとめあげようと試みた。
目次
第1部 明るい老後あれこれ(とことん明るい退職者村の住民たち;自立心の強いアメリカの高齢者たち;安定した老後を生きるスウェーデンの高齢者たち;民族・国土を背景とする高齢者たちの生き方)
第2部 高齢者文化を描くための課題(家族変動と高齢者;高齢者の住まい方と生活の質;ケアと老後の生活;座談会「二一世紀日本の高齢者文化」)