内容説明
エコポリス(環境首都)として世界的に名高いドイツ・フライブルク市。すべてにおいて環境を優先した街づくりは、市民と行政の共同作業によって完成された芸術品といっても過言ではない。本書は、環境問題を意識する人々にとって“理想郷”ともいえるこの街の魅力や、どのように街づくりがおこなわれてきたのか、住民の意識、行政の施策、などについて詳細にレポートされた画期的ガイドブックである。
目次
第1章 歴史と文化
第2章 環境対策
第3章 交通システム
第4章 エネルギー対策
第5章 行政とごみ・廃棄物
第6章 環境教育
第7章 住民意識―市民運動
第8章 ドイツの環境政策
第9章 自然
第10章 BUND(ブント)の役割
第11章 タウンガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
2
97年刊なのでやや古いが。「フライブルク市では中世から市民の独立精神が高かったということである。支配者すら自分たちで選んで「この町を支配してくれ」と頼みに行ったという話もある。…市は観光都市てある。観光資源は東側と南側につらなる「黒い森」だ。昔から人々は黒い森とともに生きてきた。もともとドイツ人と森は切り離せない関係にあり、週末は町よりも森のほうが散歩やハイキング客で賑わう。…もし黒い森がフライブルク市から出る排ガスで破壊されてしまえば、市民は経済の基盤を失う…そしてフライブルク市は学園都市でもある。」2025/03/10
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