内容説明
アジア最大のスラムといわれるフィリピンのスモーキー・マウンテン。このゴミの山で生活する子供たちの日常を記録した映画「忘れられた子供たち「スカベンジャー」」は地獄とも思える環境の中を生き抜く人々の瞬間瞬間の輝き、哀しみと喜びを描き、完成以来各地で上映会が開かれ、観る人たちに深い感動を与えている。映画の製作に至る動機、完成までの苦労、さらには登場人物たちの現在の暮らしぶりなど、本書は、四ノ宮浩監督が熱い思いを込めた筆致でつづった記録である。
目次
序章 一九九六年、夏の終わりに、東京(瞳をとじて)
第1章 スモーキー・マウンテンを知っていますか?
第2章 僕は映画を撮った
第3章 輝く瞳に魅せられて
第4章 クリスティーナの笑顔
第5章 エモンの物語
終章 スモーキー・マウンテンの子供たちは今…