内容説明
デジタル技術の進展が、人間行動を変容させている。ケータイ、スマートフォン、ブログ、ツイッター、ミクシィ、SNS、facebook、YouTubeなどのデジタルツールが、人間の“社会的身体”を形成し、拡張させているのだ。デジタル時代を生きる私たちにとって、道しるべとなる1冊。
目次
第1部 メディア環境激変と人間行動(デジタル時代の広告と消費者行動;現実の私・ウェブ上の私―学生たちのコミュニケーション環境;時代の潮流と携帯電話の「過去、現在、未来」そして「サザエさん」;電子会議室で市民・行政はどう変わったか ほか)
第2部 メディア表現と人間行動(住民参加による携帯電話を使ったマッピングサイト作りと意識変化;日本におけるパブリック・アクセス・チャンネルの課題と可能性―CATVにおける市民制作番組に関するアンケート調査を中心に;「子ども放送局」の教育的効果―東京都立城南特別支援学校の事例を中心に;「新聞ブログ」を使ったコミュニケーションデザイン ほか)
著者等紹介
松野良一[マツノリョウイチ]
中央大学総合政策学部教授(メディア論・ジャーナリズム論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうき
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インターネットによって人間の行動はどのように変容しているのか。SNS,YouTube,facebook,RSS,GPS,によって私たちは情報の海にの中で放り出されている。情報技術の発展は人間の行動を変え、思考を変えていく。大きな物語が消滅し、ポストモダンとして現れシュミュラークルとして小さな模倣された小さな私が生まれた。それはモノの時代から人の心が重要視される時代へ移行したといえる。それを生み出したのがデジタルメディアの発展と拡張である。2012/10/04
そうとめ
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Web,SNSなどの発展により、人間の行動がどう変わったのか?デジタルメディアを使って、人間行動をどのように変えることができるのかについて書かれている本。2011年3月刊行の本なのですが、震災前の傾向をつかむことができました。 以下、まとめ ■法則の変化 ... AIDMAの法則 Attention interest desire memory Action ↓ AISASの法則 Attention interest search Action share ↓ SIPSの法則 Sy2012/04/25