内容説明
漂流する日本の“明日への視座”。コミュニティを軸に地域主権と新しい公共を解明し「公共政策の制度設計のあり方」を示唆。具体策も盛り込んだ実践的メッセージ。
目次
第1章 スケール神話崩壊の時代
第2章 格差と不安がもたらす危機
第3章 「市場対国家」の図式終焉
第4章 進化するボランティア
第5章 コミュニティビジネスの時代
第6章 人口減少が演出する地域間競争
第7章 教育こそが国の主力エンジン
第8章 希望を求め再チャレンジ
著者等紹介
細野助博[ホソノスケヒロ]
中央大学総合政策学部教授・中央大学大学院公共政策研究科教授。1981年、筑波大学大学院社会工学研究科博士課程修了。1997‐98年、メリーランド大学大学院客員教授。日本計画行政学会専務理事、多摩ニュータウン学会会長、美しい多摩川フォーラム会長、政策研究フォーラム理事。財務省審議会委員、八王子市教育委員、日本公共政策学会会長、川崎市港湾経営委員長、社団法人ネットワーク多摩専務理事などを歴任。平成14年度日本計画行政学会学術賞論説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がっち
2
正直内容をつめすぎて何が言いたいかわからない状態となっている。第5章第6章を読むことが一番大切かと思う。正直そこだけでいい。筆者は地域活性化の研究の先駆者であるが、もっとそこにフォーカスして述べてほしかった。B2011/02/15
バーニング
1
理論的視座からこの本を読むのは少しムチャがあって、前半部分にいくつかのアプローチ(政治や経済など)を詰め込みすぎている気配がある。正直何について語りたいのか分からない。ただ後半部分、特にコミュニティビジネスやNPO、地方経済について書かれた部分は非常に新鮮に読むことが出来る。これからの時代は、それぞれが小さな物語を紡いでいくということが日常化してこそ、なのだろう。2010/12/22