内容説明
国指定の国宝・重要文化財としての五重・三重・多宝・宝の各木塔は、総計で一三〇基ほどある。そのうち、屋内の撮影禁止のもの四基を除く一二六基を独自に撮影。落慶年、様式、特徴などの基礎知識を付記し、仏教史、仏塔史、構造図なども簡明に記した。写真の眼目は風景としての配置ではなく、各塔一葉のうちに輪郭と構造が最大限に察知できるような構図に重きを置いている。撮影にはリヴァーサルフィルムを用い、マニュアルフォーカス(カメラ)というクラシックな方法によった。一枚目を撮影してから今日までに二五年が経過しており、その間には境内の模様替えや解体修理もあったが、できる限り現況の写真を掲載した。
目次
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著者等紹介
須磨一彦[スマカズヒコ]
中央大学名誉教授。専門は文学(主著:『文学への洗礼』中央大学出版部)。ドイツ語教育にも長く携わり、専任として静岡大学から中央大学へ移籍、非常勤として慶應、明治、成城の各大学講師も兼任した。趣味は山登り、写真、音楽。山は国内ばかりでなく、特にオーストリア・アルプスに数多く登る。写真は時間的制約から対象を「山」と「文化財としての仏塔」に絞っている。写真関係では、もみじの「晩成の華」で大中判カメラ普及協会の協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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