目次
第1章 『アグネス・グレイ』(一八四七)(一人称の語りにおける殉教者/ヒロインであるアグネス;アン・ブロンテの写生文―早朝の砂浜の場面)
第2章 『ワイルドフェル・ホールの住人』(一八四八)(『ワイルドフェル・ホールの住人』の書くヒロインと読むヒーロー;『ワイルドフェル・ホールの住人』におけるセクシュアリティと結婚制度;アーサーとギルバートはなぜ一度も出会わないのか―BBC製作のテレビドラマ『ワイルドフェル・ホールの住人』(一九九六)をめぐって)
第3部 『ワイルドフェル・ホールの住人』から見た『嵐が丘』の眺め
第4章 アン・ブロンテの詩―対象との距離感
第5章 アン・ブロンテの手紙(エレン・ナッシー宛の手紙;アン・ブロンテと万人救済説)
著者等紹介
太田美和[オオタミワ]
1963年生まれ。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。駒沢女子大学人文学部専任講師、助教授を経て、2003年4月より中央大学文学部教授。専門はイギリス小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。