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内容説明
17世紀フランスには仕掛け芝居と呼ばれる芝居がありました。派手な宙乗りに目を奪われがちですが、仕掛け芝居はフランスにおいて本格的に透視図法背景を取り入れた最初の芝居です。本書は、遠近法に基づく舞台装置と仕掛け芝居の関わりから17世紀フランス演劇の総体を追求する試みです。
目次
序論 ルネサンス劇場の誕生(『アンドロメード』;「イタリア式」劇場の成立)
第1部 透視図法背景の発達(宮廷バレエ;マウロの『覚え書』;パレ=ロワイヤル座の柿落し ほか)
第2部 仕掛け芝居とフランス・オペラ(『建築書第二書遠近法』;『オルフォオ』;イタリア・オペラの模倣 ほか)
結論 バロック劇場の幻影