イギリス・ロマン主義と啓蒙思想

イギリス・ロマン主義と啓蒙思想

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  • サイズ B6判/ページ数 300,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784805751244
  • NDC分類 930.26
  • Cコード C3098

内容説明

本書は、主としてイギリス・ロマン主義と啓蒙思想との関係を考察したものである。ロマン主義とは、18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパの文学と芸術の運動であり、古典主義に対する思想運動である。

目次

第1章 イギリス・ロマン主義と啓蒙思想(ロマン主義・古典主義・啓蒙思想;イギリス・ロマン主義の特徴;イギリス・ロマン派の宗教;イギリス・ロマン派の政治)
第2章 イギリス・ロマン派の啓蒙思想(ゴッドウィンの理性主義;「人間の完全可能性」説の系譜;ウルストンクラフト女史の「自立」書簡;ウルストンクラフト女史の啓蒙思想;シェリーの理想主義;ダイヤーの啓蒙思想;ラムの見たコウルリッヂの「啓蒙思想」)
第3章 スコットランド・ロマン派の啓蒙思想(スコットランド・ロマン主義の特徴;キャンベルの進歩思想;フリーメイソンと啓蒙思想―バーンズの場合;アダム・スミスとバーンズ)
第4章 イギリス・ロマン派の反啓蒙思想(グレイの無知礼讃;バイロンの絶望;ラムの無知礼讃;ラムの無知礼讃再考)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

8
「フランスの啓蒙思想は、ブルボン王朝の絶対的王制への抵抗の形をとって、政治的自由と人権保護の要求が強かったが、スコットランドでは、イングランドと同様に、すでにイギリス名誉革命を経て、政治的自由と人権保護は確立されているという認識から、スコットランドの啓蒙思想は、主として知識の普及と人間的平等という形をとった。平等とはいっても、フランスのように法の前の絶対的平等ではなく、権力者や富者に対する貧しい弱者の人間的平等である。富を平等に分配せよというのでもなければ、権力を民衆によこせというというのでもない。」2020/03/02

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