内容説明
わが国の金融と銀行が歴史的危機に直面し、その社会的機能の空白と混迷のなかから離脱することのない苦悩が続いている。この空白と混迷によって生まれた、わが国経済の深刻な失速状態も長い年月が経過している。その影響は、国際的に波及することすら懸念されるようになった。本書の課題は、金融と銀行が直面する事態を明白にし、その混沌のなかから未来を展望する銀行のビジョンを示すことである。
目次
第1章 銀行経営の環境変化―変動相場制下のグローバリズム
第2章 金融技術の革新―金融工学の登場と限界
第3章 銀行規制―自己資本比率規制への考察
第4章 メインバンク・システムの将来
第5章 銀行業のビジョン
著者等紹介
鹿児島治利[カゴシマハルトシ]
1932年東京都に生まれる。1954年青山学院大学経済学部卒業。1994年中央大学商学部教授、現在に至る
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