目次
1 ケインズ経済学の形成(自己利子率論考;『一般理論』以前のカレツキ;ケインズとフリードマン―貨幣と実物との関係を中心にして)
2 ケインズと現代経済学(スラッファの自然利子率とケインズ;ケインズの「有効需要の原理」と収穫逓増法則;貨幣と不確実性の論理―流動性選好説の検討)
3 ケインズ経済学と現代経済(金融不安定性と流動性選好理論;現代の金融政策とケインズ=ポスト・ケインズ流モデル;ケインズ=ポスト・ケインズ派モデルと日本経済―寡占的企業の資金調達を中心として;わが国の財政運営とケインズ政策)