内容説明
本書は一貫してJ.J.ルソーの理論を追究してきた著者のルソー研究の軌跡であり、1990年発表の第1論文から1999年執筆の第7、第8論文までを年代順に配したものである。
目次
第1章 ルソーにおける家族と市民―『エミール』の実験空間をめぐって
第2章 ルソーの労働概念
第3章 ルソーの人格概念―労働概念を手がかりとして
第4章 ルソーの宗教論の構造―自然宗教・福音書の宗教・市民宗教間にみられる発展とその革命性
第5章 ルソーの正義論―人類と国家の円環史的展開の視点から
第6章 ルソーの一般意志論の解明―ヘーゲルの普遍意志とマルクスの固有の力との関連において
第7章 ルソーの宗教論とフランス革命の諸過程
第8章 ルソーの人民集会論とフランス革命
著者等紹介
鳴子博子[ナルコヒロコ]
1957年東京都に生まれる。中央大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、中央大学法学部兼任講師。専攻は西洋政治思想史、政治哲学(政治学博士)
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