内容説明
本書は主として日本の社会福祉行政を対象として行政学の観点から分析を加えたものである。政治学・行政学からみた社会福祉行政の分析を目的とし、具体的な政策提言よりも、福祉政策をとりまく制度的な枠組みや再編の方向に焦点をあてている。
目次
序章 制度設計の時代
第1章 政策と組織:福祉政策と政府組織
第2章 構造と変動―福祉国家における政府体系
第3章 自律と依存―福祉国家の政府間関係
第4章 分権と多元―分権化と非営利組織
第5章 自治と平等―地方分権とナショナル・ミニマム
第6章 権限と範域―権限移管をめぐる政治行政
第7章 信頼と市場―自治体サービスの認証と格付け
第8章 社会と秩序―非営利組織の存在理由
第9章 自由と連帯―福祉政策と自己決定
終章 公共空間の再構成
著者等紹介
武智秀之[タケチヒデユキ]
1963年福岡県に生まれる。’85年中央大学法学部卒業。現在、中央大学法学部助教授、博士(法学)
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