出版社内容情報
家族法と福祉法を総合的に再構築する研究。養子制度と里親制度の総合的な法的位置づけを子の福祉の視点から提示する。
目次
第1部 福祉制度としての養子制度(養子制度の制度設計;養子制度の国際比較;ドイツの養子法―福祉型養子と連れ子養子を中心に;福祉制度としての養子制度―特別養子縁組の父母の同意を手がかりにして)
第2部 成年養子制度の現代的意義(成年養子制度の現代的意義―西ドイツの場合を手がかりにして)
第3部 日本の養子縁組斡旋をめぐる実態調査分析(日本の養子縁組斡旋をめぐる課題;児童相談所の斡旋で養子になった子どもの分析;児童相談所が関与した養子縁組に関するアンケートの法的分析)
第4部 里親制度の法律構成(他児養育制度としての里親制度の特色―養子制度との比較も視野に入れて;里親の私法上の地位―西ドイツ法の視点から;ドイツにおける里親委託の法的構造)
著者等紹介
鈴木博人[スズキヒロヒト]
1980年中央大学法学部法律学科卒業。1989年中央大学大学院法学研究科民事法専攻博士課程後期課程単位取得退学。茨城大学教養部、人文学部社会科学科助教授を経て、2002年より中央大学法学部教授。2007年ミュンスター大学法学部客員教授、2013年ウィーン大学法学部私法研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。