目次
第1部 基本権(基本権保護義務の環境保護にとっての意義について;配分参与権としての基本権、社会的基本権;基本権介入としての国家による警告、価値評価、批判―国家の情報提供行為を通じた経済・意見誘導;連邦憲法裁判所と間接的基本権介入のドグマーティク―2002年6月26日のグリコール裁判とオショー裁判について;基本権ドグマーティクの転換点?)
第2部 環境法(環境法における自由と自主性―より少ない規制によるより多くの環境保護?;科学技術の発展に対する行政法による対処;資源利用料―賦課金による環境保護の法的問題;損害回避・リスク処理・資源管理―環境法原則としての保護原則、事前配慮原則および持続可能性原則の関係について)
第3部 国家組織/国際法/諸原則(改正できない憲法原理としての主権国家性の原則;訴訟代理人の見地からのドイツ連邦憲法裁判所のリスボン判決―欧州における民主主義と主権についての考察;憲法を保護する憲法上の行為義務)
著者等紹介
畑尻剛[ハタジリツヨシ]
中央大学法学部教授(憲法学専攻)。1950年生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。1992年、中央大学より博士(法学)号取得。城西大学経済学部教授、中央大学法科大学院法務研究科教授を経て、2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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