内容説明
本書は世紀末の年、西暦二〇〇〇年に開催された、上智大学夏期神学講習会の講演を基に、それぞれの先生方にあらためて書き下ろしていただいた論文をまとめたものである。
目次
第1部 新約聖書と歴史・終末(イエス―神の国と歴史;終末の遅延―歴史上のイエス、ルカ文書に見る;パウロは世の終わりをどのように見たか ほか)
第2部 現代神学と歴史・終末(歴史の再発見―パネンベルクとモルトマンの神学;神のドラマと論理―H.U.フォン・バルタザールの神学;受肉と救済史の理解―カール・ラーナーの神学 ほか)
第3部 想起から連帯へ(彼岸と此岸のはざまで―希望の福音と人間解放の実践;公会議はどこまで教会を変えたか;新しい時代に向けての日本の教会―教皇の歴史的謝罪に学ぶ)