内容説明
歴史を記して古来著名に司馬遷の『史記』がある。ひるがえって人にはみな、先祖と歴史がある。「私の記」にこだわり楽しむなかで、世間が、世界が、見えてきた。幕末・明治の激動をひたむきに生きた庶民のたくましさと信仰の強さを伝えたい―。
目次
第1部 フサの開いた世界(今治から広島へ;観音禅寺の過去帳;歴史の街を歩く ほか)
第2部 ヨシの見たゆめ(長崎万歩;キリシタンの里;殉教の天主堂 ほか)
第3部 小三郎の黙示(バスチャンが生まれた;ベアトスさま;塔ノ尾のベアトス ほか)
著者等紹介
大住広人[オオスミヒロンド]
1937年、北海道・置戸に生まれる。東京の大学に学び、東京の新聞社に就職し、1992年に定年退職して現在に至る。刊行著作に『ザビエルとヤジロウの旅』(葦書房・駐日ポルトガル大使ロドリゲス賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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