内容説明
広大なアフリカのサバンナに魅せられた一人の日本人助産師が、現地での30年におよぶエイズ患者支援の中で出会った忘れ得ぬ人々を、追憶と深い共感を込めて綴る珠玉のエッセイ。経済的に豊かでなく、治安においても安全とは言えないアフリカに生きる人びととの出会いには、現代の私たちが決して忘れてはならない「何か」がある。
目次
ひょっこり帰ってきそうな
もてる男
愉快なシスターたち
国連軍の大佐
アフリカ大陸を飛ぶ飛行機
内戦の地からの脱出
女性たちの戦い
独り言
ある青年の人生
笑顔を残して〔ほか〕