出版社内容情報
昭和16年、劇作家であり、江戸文学研究家であった真山青果氏を中心に編集が行われ、18年間の歳月を経て昭和34年に初版が刊行された江戸図集成の名著を40年ぶりに、各巻毎に新たな索引を付して、ここに復刊する。 近世史、江戸文学研究はもとより歴史地理学・都市史・建築史研究に必備の名著を詳細な索引を付し40年振りに復刊。
内容説明
「江戸方角安見図鑑 乾」「江戸方角安見図鑑 坤」という題筌がそれぞれについている。乾の巻は延宝七年三月の開板、坤の巻は延宝八年一月の板行で、蔵板は表紙屋市郎兵衛となっている。従来の江戸絵図は、みな七尺(約二一〇センチ)四方、五尺(約一五〇センチ)四方もある大絵図であったが、この延宝図は乾坤二冊の冊子になっている。今までの大絵図のように部屋いっぱいに広げないで、机上で見られる絵図である。収録各図解説と第3巻の索引付き。
目次
江戸方角安見図 乾(延宝七年・一六七九)(品川口)
江戸方角安見図 坤(延宝八年・一六八〇)(すがも・関口・よど川の北方・目白ふどう・小びなた)