出版社内容情報
昭和16年、劇作家であり、江戸文学研究家であった真山青果氏を中心に編集が行われ、18年間の歳月を経て昭和34年に初版が刊行された江戸図集成の名著を40年ぶりに、各巻毎に新たな索引を付して、ここに復刊する。 近世史、江戸文学研究はもとより歴史地理学・都市史・建築史研究に必備の名著を詳細な索引を付し40年振りに復刊。
内容説明
一枚数十万円数百万円の市価を持つ古地図も、虫が喰っていたり、汚損していたりでは骨董品としての値打ちしかない。地図は実用品である。古地図に生命を吹き込もう、読める地図を作ろう。江戸を描き、江戸を語るのにウソがあってはいけない―この趣旨で貴重な地図を細かく写真にうつし、不明の個所を修復したのがこの地図である。望まれながらどこでも着手の出来なかったこの事業は、空前のものであり、絶後のものとなろう。
目次
1 長禄年間江戸図(長禄年間・1457~59)
2 慶長七年江戸図(慶長七年・1602)
3 慶長十三年江戸図(慶長十三年・1608)
4 武州豊嶋郡江戸庄図(寛永九年・1632)
5 合考荏土覧古図
6 正保年間江戸絵図(正保元年・1644)
7 武州古改江戸之図(承応二年・1653)
8 新添江戸之図(明暦二年・1656)