内容説明
稀代の歴史家が語る中国建築の精髄。
目次
第1部 奥行の指向―中国の住空間(中国の住まい―奥行の指向;生と死の原理;壮大な清朝建築の集合―故宮にみる中国建築の伝統;「高低冥迷として東西を知らず」検証・阿房宮―その実態を探る;中国の建築の屋根をめぐる話 ほか)
第2部 玉座の空間―中国建築にみる伝統(中国の住まい―四合院と南北の伝統;王座の空間;聖なる空間表象としての傘蓋;中国建築の伝統とその優越性;公的建築の伝統/私的建築の世界 ほか)
著者等紹介
田中淡[タナカタン]
1946年7月23日神奈川県生まれ。1969年3月横浜国立大学工学部建築学科卒業。同4月東京大学大学院工学系研究科建築学専攻入学。1971年9月文化庁文化財保護部建造物課文部技官。1974年4月京都大学人文科学研究所助手。1981年2月北川桃雄基金賞(「先秦時代宮室建築序説」)。1985年4月京都大学人文科学研究所助教授。1987年3月工学博士(東京大学)。1992年9月浜田青陵賞(『中国建築史の研究』)。1994年4月京都大学人文科学研究所教授。2010年3月京都大学を定年退職。4月京都大学名誉教授。2012年11月18日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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