内容説明
マイノリティの共生都市その復興に向けて。古代からイスラーム時代にかけて発展し、中東地域において最も長く存続してきた都市の一つであるアレッポの歴史と豊かな都市空間を探求する。
目次
舞台設定―青銅器時代から鉄器時代
ギリシャ・ローマ時代のアレッポ
アンティオキアの影響下で―教会と修道院の世界におけるビザンティン時代のアレッポ(三五三~六三七年)
イスラーム的秩序への移行―新たなフロンティアにおけるアレッポ(六三七~九四七年)
トルコとアラブの微妙なバランス(九四七~一〇九七年)
イスラームの要塞―アレッポと第一回十字軍(一〇九八~一一二七年)
ザンギー朝アレッポ(一一二七~一二七四年)
サラーフッ=ディーンとアイユーブ朝(一一七四~一二六〇年)
より広い世界への展開―マムルーク朝時代のアレッポ(一二六〇~一五一六年)
オスマン帝国最初の数世紀(一五一六~一七五〇年)〔ほか〕
著者等紹介
バーンズ,ロス[バーンズ,ロス] [Burns,Ross]
元在シリア=レバノン・オーストラリア大使(在任:1984‐1987年)。在任中(大使館はダマスクス)にシリア国内の歴史遺産調査を精力的に行う。オーストラリア外務省に外交官として三七年間務めた後、博士論文The Origins of the Colonnaded Streets in the Cities of the Roman East(東方ローマ諸都市における列柱道路の起源)によりマッコーリー大学(シドニー)から博士号を授与された
松原康介[マツバラコウスケ]
筑波大学理工情報生命学術院准教授。専門は中東・北アフリカ地域の都市計画史。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(学術)。一級建築士。アレッポ大学学術交流日本センター、パリ建築都市社会研究所、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所を経て現職。2009年から12年まで、JICAダマスクス都市計画・管理能力向上プロジェクト歴史文化保護専門家
柴田大輔[シバタダイスケ]
筑波大学人文社会系教授。専門は楔形文字学・古代西アジア史。ハイデルベルク大学博士課程修了。Dr.phil.
藤田康仁[フジタヤスヒト]
東京工業大学環境・社会理工学院建築学系准教授。専門はカフカースを中心とした中世歴史建築研究。東京工業大学総合理工学研究科博士課程修了。博士(工学)
杉本悠子[スギモトユウコ]
早稲田大学文学学術院非常勤講師。専門は東洋史、中東地域研究。修士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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