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出版社内容情報
八部衆像という群像の枠組がどのような背景において成立したのか。
その造像の初期においてはどのような図像形成の過程を経たのか。
また、八部衆像がどのような展開を各地域においてたどったのか。
本書は、史料に制約され、現存作例を第一の分析対象として実証的にその様相を捉える。また個別の作品研究に終始せず、横断的に影響関係と展開の諸相を観察し、より俯瞰的視野に立った八部衆研究成果の公刊である。
目次
第1章 漢訳経典・儀軌における八部衆の成立過程
第2章 龍門石窟賓陽北洞の八部衆像―中国における八部衆の図像成立に関する一事象
第3章 四川省の八部衆像
第4章 敦煌莫高窟および安西楡林窟の八部衆像
第5章 慶州昌林寺址三層石塔の八部衆像
第6章 襄陽陳田寺址三層石塔の八部衆像
第7章 慶州崇福寺址東・西三層石塔の八部衆像
第8章 慶州石窟庵前室の八部神将像
第9章 興福寺の八部衆像に関する試論
附論 阿修羅像について―八部衆を中心に
著者等紹介
水野さや[ミズノサヤ]
愛知県に生まれる。名古屋大学大学院博士後期課程修了、文学博士。金沢美術工芸大学准教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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