目次
第1部 シンケルの「様式統合」理念―有機的全体の創造のために(序論―「様式統合」理念の諸問題;古典復興と中世回帰―有機的全体への憧憬;「様式統合」理念と若きシンケルの歴史観;シンケル作品の考察(一)―対比と緊張の構成
シンケル作品の考察(二)―調和と風景の創出)
第2部 「様式統合」理念の展開―二十世紀近代建築へ(「様式統合」と古典建築の「保持」―クレンツェにおける新古典主義建築の展開について;古典建築と中世建築との内的融合―ヒュプシュにおける「ルントボーゲン様式」の展開について;「様式統合」と「マクシミリアン様式」―マクシミリアン二世と新しい建築様式の発見について;「様式統合」と鉄骨造の可能性―ベティヒャーと「有機的」造形について;「様式統合」と北方ルネサンス―シュティアーと「絵画的」造形について;結論)
参考資料
著者等紹介
石川恒夫[イシカワツネオ]
1962年東京都出身。1987年早稲田大学大学院修士課程修了後、東海大学上松佑二研究室員。1991‐93年ミュンヘン工科大学(ドイツ学術交流会奨学金による研究留学)。1995年『19世紀ドイツ建築論における「様式統合」の理念について』(学位論文)。1996年日本建築学会奨励賞。1997‐2000年前橋工科大学工学部建築学科講師。2001‐11年前橋工科大学工学部建築学科助教授(准教授)。2011年木の建築賞大賞(八幡幼稚園)。2012年前橋工科大学工学部建築学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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