目次
第1章 染織史における基準作の比定と分析(染織史における基準作の比定とその分析方法;織物構造分析の歴史と方法―美術史研究への応用のために)
第2章 中世の染織―伝法衣の虚実(禅と伝法衣―事実と作為と;日本禅宗における袈裟―東福寺伝法衣を一例として;妙興寺蔵 南浦紹明所用袈裟をめぐって)
第3章 近世の染織―衣裳から広がる世界(新出の古沢厳島神社所蔵能装束と高野山下の神事能;新出の近世初期衣服二例―伝徳川家康着用 具足下着と肩衣;つなぎとめられた縁―円照寺蔵 葡萄棚文様小袖地打敷からみる世界)
著者等紹介
山川曉[ヤマカワアキ]
1968年生まれ。博士(人文科学・お茶の水女子大学)。お茶の水女子大学文教育学部、神戸大学大学院文学研究科にて、美術史を学ぶ。1992年4月から2001年3月まで徳川美術館学芸員。2001年4月から京都国立博物館染織担当研究員として勤務、現在教育室長。2010年に企画した展覧会「高僧と袈裟―ころもを伝えこころを繋ぐ」の図録に対して、第23回國華賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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