工芸の領分―工芸には生活感情が封印されている

工芸の領分―工芸には生活感情が封印されている

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805504680
  • NDC分類 750.21
  • Cコード C3072

目次

1 伝統=死せるものの生命(「伝統」の二つの面―座標軸と保存庫;図案の時代―美術振興の重心が工芸から絵画へと移行する過程 ほか)
2 機能=工芸自立の根拠(工芸の自立―西洋をモデルとして;江戸情緒と都会生活―高村豊周の工芸革新 ほか)
3 素材=馴致できない力(理念から素材へ―一九七五~九五年の工芸;木を愛する心―一九八〇年代の西洋デザイン ほか)
4 匿名性=集合的な無意識(伝統工芸って何時代に作られたのですか?;器物の構造―器の形を指向する美術作品 ほか)
5 技芸本位(井高家の陶芸遍歴;須賀家の蝋型フォルム造形術)

著者等紹介

樋田豊次郎[ヒダトヨジロウ]
昭和25年東京幡ケ谷に生まれる。昭和51年東京芸術大学美術学部芸術学科大学院を修了後、昭和54年から平成14年まで東京国立近代美術館工芸館に勤務。現在、京都工芸繊維大学助教授。平成6年、企画担当した「素材の領分」展で「倫雅美術奨励賞」を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なこ

0
工芸についてあれこれ、15年くらい前の本。 モノと社会と政治の在り方、美術と工芸の関係。言葉に縛られないで、もっと自由に、工芸(のようなもの)、として扱えたら。道具は人の生活にとって必要不可欠であり、人はそこに美を見出してきた。そのこと自体と、そこからの派生。土壌が違うのだから...というあとがきの言葉が染みます。21世紀のいま、2020年代のいま、わたしたちに必要な道具と、美術の在り方を、双方から探ってゆけたら。 2020/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1415801
  • ご注意事項

最近チェックした商品