出版社内容情報
近世社会の様相を寺院境内とその建築から抽出し、社会・権力・民衆・寺社との相関関係を現す事例を取り上げ検討。
内容説明
本書は、日本近世における寺社境内の空間構造・土地利用形態とそこに展開した建築に関する論考をまとめたものである。
目次
序章 本書の構成と視点
第1章 中世寺社境内の解体と近世寺社境内の出現
第2章 近世巨大寺院造営と幕藩権力
第3章 寺社建築への法的規制
第4章 近世的寺院本堂の成立
第5章 建築形式の変容と村落社会
第6章 近世寺社境内の構造と経営
第7章 近世寺社境内の崩壊