出版社内容情報
儒教、道教思想が完成された李氏朝鮮王朝を範にとり、巫歌、建築儀礼、風水等を通して場所論を展開する新しい試み。
目次
第1部 儀礼を通してみる朝鮮の「すまい」の場所論的考察(ソンジュ巫歌にみる「チッタ(命名する、建てる、耕作する)」ということ
建築儀礼を通してみる朝鮮の「すまい」における諸場所の構造
朝鮮の「すまい」における地勢と方位―風水地理説を通して
朝鮮の「すまい」の内部性をめぐる場所論的考察
朝鮮の「すまい」における内と外―生と死の通過儀礼をめぐって)
第2部 背山臨水して「すまう」こと(俛仰亭宋純をめぐって;李朝の庭「瀟灑園」の場所論的究明;李退渓の養真菴・寒栖菴・陶山書堂における「すまう」ことの意味;李退渓の陶山書堂玩楽斎における「すまう」ことの意味;李退渓「陶山十二曲」にみる「すまう」ことの意味;李退渓の「すまい」における場所の究明)