出版社内容情報
日本の近代紙幣や郵便切手等を創始した氏の銅版画技法と生涯を論じ、また日本の版画・美術史上にその足跡を位置づける。
内容説明
紙幣・切手・公債証書などの原版を彫刻、わが国の近代印刷の基礎を築き上げたエドアルド・キヨッソーネ。彼はまた、日本美術の一大コレクションをもつくりあげた。そうした彼についての論考を集めた一書。
目次
研究篇(芸術家エドアルド・キヨッソーネ;大蔵省印刷局におけるキヨッソーネの業績;キヨッソーネとイタリア王国国立銀行;キヨソネ、石井鼎湖、印刷局技生のことども ほか)
関連史料(キヨッソーネに関する書簡資料;『公文録大蔵省之部』中のキヨッソーネ関連文書;エドアルド・キヨッソーネ関連年譜;キヨッソーネ参考文献)