出版社内容情報
建築史研究の俊英17名が各専門分野から日本・西洋建築史の諸問題を論究した学術的先端の縮図。
目次
日本篇(白河・鳥羽を中心とした院政期の性格と構成;法住寺殿の研究;三条白川房の熾盛光堂について―中世天台宗の密教建築研究;中世「町場」の形成と展開―近江国堅田を事例として;神社本殿の様式を決定する要因―福岡県下三神社本殿からの一考察 ほか)
西洋・近代篇(アトランティコ手稿310r,vについて;アルヴィーゼ・コルナーロとジョバンニ・マリア・ファルコネット―16世紀バドヴァの人文主義者と建築家;ピアッツェッタの象徴的造形とその社会的背景―16世紀ヴェネツィアにおける都市空間の統合戦略;劇場的建築観の終焉―ネオクラシシストとテアトロ・オリムピコ;K.E.シンケルの建築論―「王宮」案の分析を通して ほか)