感想・レビュー
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志村真幸
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Dorothy G. Waymanの『Edward Sylvester Morse a Biography』(1942年)の翻訳。 モースについて書かれた最初のきちんとした伝記である。日記や書簡を主な材料として、その人生が再構築されていく。モースの人間性や内面に踏みこむタイプの書き方。 上巻では、子ども時代からピーボディ博物館で働き始めるまで。 家族との関係、アガシとの対立、前半生の経済的な苦境について詳しい。 訳に不安を感じる。ちなみに訳者はモースの日本時代の陶器趣味の師匠の子孫という。2019/03/21