感情と表現

感情と表現

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784805500798
  • NDC分類 720.4
  • Cコード C3071

内容説明

昭和9年、31歳で夭折した三岸好太郎は、鋭敏な感受性で前衛絵画の先駆をなし、絵筆で画布に詩を表現し得た稀有な画家であった。詩情溢れる絵画とあいまって、その情熱的な詩文は今も鮮烈な光彩を放っている。彼の文章を画論、批評、随想、詩、自伝に分類、併せて節子夫人宛の書簡をも収録して、幻想的な三岸芸術の内面に光をあてた初の文集。大正から昭和初期の洋画の潮流を知る上にも貴重な資料である。

目次

画論(私の感想;独立美術協会設立趣意書簡;手紙;画家の見た女性美;断章;絵画上に於ける線条の性質;造型美術と社会性;感情と表現;ラテン文化を構成する巴里前衛絵画;随想;転換;モティーフに就て;認識の相違;ロマンチズム 蝶と貝殻の弁)
展覧会批評(故俣野第四郎君遺作展について;片腕失った気がする―逝ける俣野第四郎氏のこと;俣野第四郎略伝;グレート・チャンピオン;光風会批評;第一美術協会展評;二科感想;道展評;北海道独立美術作家協会展評 ほか)
随想(春の甘さ―春の散歩;紳士風の服を着た僕―罪の無い失敗談;初秋スケッチ;冬日仰臥;映画の触手―3月の感触)
詩(上海の絵本;黄色い鋼鉄船;寓話風な日記;トラピスト行 ほか)
自伝・経歴(手記断片;経歴草稿;自筆三岸好太郎年譜 ほか)

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