内容説明
子どものとき、心動かされた本が、人生にどれほど大きな力を持つか、それを教えてくれたのが、ハインリヒ・シュリーマンです。父からもらった一冊の本によって古代への夢をかきたてられ、生涯をかけてそれを追い求め、ついにはみずからの手で、すばらしい遺跡を掘り出すことになったのですから。この伝記物語は、発掘のための苦労話を書いたものではなく、子どもの頃の夢を育てあげた努力の物語です。シュリーマンは伝記を通じて、過去の時代への思いを、ほんとうに豊かに持っていました。そして自分の夢を、自分の努力で育て、実現していったところに、彼の偉大さがあります。
著者等紹介
香山美子[コウヤマヨシコ]
1928年生まれ。東京都出身
草間俊行[クサマトシユキ]
1954年、東京に生まれる。武蔵野美術大学実技専修科卒業後、同大学研究過程にて版画を学ぶ。石版画の制作活動の後、児童書の世界に入る。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shk
6
シュリーマン。。。ロマンがあるよね。昔から言語好きの私は遺跡というより、専らシュリーマンの外国語学習に衝撃を受けた類なのだが。ということで息子に読む初めて?の伝記に選書。この短い伝記ではもちろん、外国語学習については大して語られていません。笑2024/02/08
しおりさ
1
読み聞かせ用。トロイの木馬って?ギリシアって?と、この本から様々な関心を拾っています。そんなに面白い話ではないと思うのですが(笑)、なぜか気に入っているようで何度も読んでいます。2024/12/02
こどもふみちゃん
1
4歳から読める伝記。(読み聞かせ) 伝記の本は、ページ数の多いものが多々あるが、チャイルド社のこのシリーズは年中でもOKなのでありがたい2010/05/02