感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
80
最近、英語で本を読んでみたいという気持ちが湧き上がってきて改めて勉強として読みました。しかし、この本を選んだのは乱歩作品が好きなのと、内容や文章が頭の中に残っているからという無精からでした(笑)英文で読むと外国の人にも分かるような説明が付け加えられている事に気づきました。例えば、『心理試験』の蕗谷の描写が『罪と罰』のラスコーリニコフを意識したような文章が付け加えられていたりしていました。そして英文構成の違いで全く、違う物語へと変化した物もあり、衝撃を受けました。特に『二廃人』のラストの恐ろしさと言ったら!2018/12/26
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